カーペット・ラグ・マット
素材別機能と特徴
カーペットには、「装飾性」「居住性や歩きやすさの向上」「防音や保温効果」などがあり、それらに大きく影響するのが素材と毛足の処理方法です。以下、代表的な素材と2つのパイルを紹介します。
カーペットの素材
●ウール

天然繊維ならではの冬暖かく夏には涼しい機能に加え、優しい風合いに人気があります。シックハウス症候群の元とも言われるホルムアルデヒドなどの物質を吸着する効果もあるようです。親水性が高いので室内の湿度調整にも役立つ一方で、汚れを吸いやすいため、表面の防汚加工がされたものを選ぶと良いでしょう。
●ナイロン

ウールに比べるとよりリーズナブルで、カラフルです。静電気を帯びる量もウールに比べると少なく、ホコリを吸着しにくいので衛生的です。 さらにカビや害虫、油などにも強いのが特長。擦り切れにくいので、廊下敷きなど耐久性を必要とする場所にも重宝されます。
●アクリル

ふっくらとして柔らかく弾性や保湿性がよいなどウールに似た風合いを持ちます。また耐薬品性があり、カビや虫害を受けない、色の鮮かさ・堅牢度に優れています。デメリットは火や熱に弱く、毛羽立ちやすいこと。また耐久性は若干劣ります。
●ポリエステル

磨耗に強く、しわになりにくいのが特徴です。また合成繊維では一番熱に強く、日光や薬品にも強いため、カビや虫に犯されません。アクリルやナイロンに比べて染色性や吸湿性に劣り、静電気を帯びやすい性質があります。
●ポリプロピレン

水に浮くほど軽く、しかも強いのが特徴です。酸やアルカリなどの化学薬品に強く、カビや虫にも犯されませんが、吸湿性・弾力性に乏しく、熱には弱いです。肌触りは硬い感触がします。
毛足(パイル)の処理
●カットパイル

毛先をカットして揃えたものでふわっとした、やわらかい肌触りが特長です。 弾力性や耐久性はループパイルに劣るため、歩行量の少ない寝室などのカーペットに適しています。
●ループパイル

タオルの表面のように、毛先がループ状になっているものでサラッとした肌触りが特長です。弾力があり、復元性にも優れているので廊下や階段、リビングなどの床にオススメです。
カーペットの基本サイズとお部屋の広さ
カーペットとは、一般的に部屋全体に敷き詰めるタイプの敷物を言いますが、日本では地域の伝統性により、お部屋の大きさが地域によって若干異なります。ニトリのカーペットは、ほぼ江戸間サイズを基準に作られています。
| 京間(本間) | 中京間 | 江戸間 | 団地間 | |
|---|---|---|---|---|
| 1畳の大きさ(㎝) | 95.5×191 | 91×182 | 88×176 | 85×170 |
| 6畳の大きさ(㎝) | 286.5×382 | 273×364 | 264×352 | 255×340 |
| 3畳 | 4.5畳 | 6畳 | 8畳 | 10畳 | |
|---|---|---|---|---|---|
| ニトリ カーペットサイズ |
176×261 | 261×261 | 261×352 | 352×352 | 352×440 |
ラグの基本サイズとお部屋の広さ
一方ラグはお部屋全体ではなく、ソファセットやダイニングテーブルの下、ベッドサイドの足元など部分的に敷くものです。フローリング床の一部分だけに敷く場合と、カーペットの上に重ね敷きする場合があります。お部屋のほぼ中央に敷く場合の、代表的なラグサイズとお部屋の広さは下記のような関係になります。
| お部屋の広さ | 4.5畳間 (264×264) |
6畳間 (264×352) |
8畳間 (352×352) |
10畳間 (352×440) |
|---|---|---|---|---|
| お部屋と ラグの大きさ イメージ図 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
カーペット・ラグの機能
快適にお過ごしいただくため、カーペットやラグに施された主な機能についてご説明します。
●抗菌防臭機能

タバコ臭やアンモニア臭など、日常で発生する不快な臭いに関する悩みを解決してくれる機能です。中でも、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドなどのガスの臭いも広範囲に丸ごと吸着し、臭いのない安全な物質に変化させます。 また、お部屋の床面にはどうしてもホコリやゴミがたまりやすく、菌の温床となりがちですが、普段のお手入れ、掃除もずいぶん楽に快適さを維持できます。
●防ダニ機能

床面には食べこぼしや髪の毛などの有機物が多く、それがカーペットやラグマットのパイルにからまってしまうと、ダニの繁殖を促してしまいかねません。 防ダニ加工ではダニの忌避材を施すことで、お子様やペットの健康にも配慮しつつ、70%以上のダニを寄せ付けないクリーンな環境を実現しています。
●防汚加工

繊維の表面をフッ素系樹脂で覆って汚れをつきにくくしています。テフロン加工のフライパンと同じで水や油をはじく加工が施すことで、汚れをカーペットに染みこみにくくしています。
●防音加工

フローリング人気で生活騒音が階下に響くことが多くなり、騒音トラブルが増えているようですが、スプーンなど小さなものを落とした時の軽量床衝撃音を、クッション性能で吸収・緩和する機能です。また防音性の高い床材、カーペットはただ音を防ぐだけではなく、クッション性が高いために足を守り、快適な居住性を与えてくれます。
カーペット・ラグのお手入れ
湿気をためない

カーペットを長持ちさせるにはまず家全体の風通しを良くすることです。天気の良い日は窓をあけてできるだけ風を通しましょう。 ラグは裏返したり下に椅子を入れて持ち上げたりして裏側にも風を通すのがコツ。 カーペットもラグも、乾燥していればホコリもとれやすく、掃除機をかけても傷みが少なくて済むのです。 もちろん、乾燥していれば、ダニも増えにくくなります。
掃除機は逆目にかける

取れにくいホコリを掃除機で上から押さえつけて吸おうとしたり、ドンドンと叩いている方がいらっしゃいます。かえって取れにくくなるばかりか、カーペットを傷めてしまいます。優しく、パイルの毛を起こすようにしながら逆目にかけると、中のホコリが吸い出しやすくなります。
液体をこぼしたら、吸い取るように叩く

時間が経つと取れにくくなってしまうため、素早く処置することが大切です。擦るとかえって汚れが広がってしまいますので、ティッシュペーパーや乾いたタオルを当ててトントンと、上からたたいて汚れを移しとるようにするのがコツです。水性シミは水を少量加えながら、油シミの場合はベンジンや透明の除光液などを加えると汚れが取れやすくなります。
ウォッシャブルタイプなら、ご家庭でお洗濯を

ウォッシャブルタイプならご家庭の洗濯機で洗うことが出来ます。お洗濯をする場合には、掃除機をかけるかベランダなどに出してホコリやゴミを落としてから縦長に1/3~1/4にたたみ、ドラムの内側に沿うように洗濯機に入れて、たっぷりの水またはぬるま湯で洗濯機の「弱」でゆっくり洗います。数回すすいだあと、偏りのないように整えてから脱水します。脱水後は、2本の物干し竿を跨ぐように拡げて、日に当たる面を多くして干してください。




