スペースの機能性を、
ストイックに磨き続けた2か月。

初回のヒアリング内容を受けて、法人事業部は空間を彩る家具などをレイアウトした平面図を用意。この段階で「一人の空間を確保できる席」「グループで利用する席」の他「スタンディングで手短に利用するスペース」や「研修や会議に適したスペース」など、空間を大まかに4つにカテゴライズしながら「各エリアの使用方法」についての提案を行った。これによって用途とエリアの分類についての方向性はほぼ定まる。以後の提案では、実用性を高めていくことを睨みながら、より厳密なエリア分けを実践。例えば「一人で食事をする人の近くで、大人数がスクリーンを囲んでいたら居心地が悪い」などと具体的な使用シーンをイメージすることで、最適なレイアウトを試行錯誤。「シンボルツリーを中心に人が集まるスペース」という初回のミーティングで挙がったアイデアも実現化に向けて舵を切った。「提案→改善」は計7回。11月の上旬までアップデートを積み重ねた。

家具の造作はもちろん、
あらゆる工事をワンストップで。

設計図が完成した11月中旬には、いよいよ施工がスタート。 通常、電気や通信関連、壁などさまざまな工事があり、それぞれ専門事業者との調整が必要になるが、ニトリがさまざまな事業者との調整をワンストップで請け負うことで、お客様は依頼先をニトリに一本化でき、連絡の手間を減らせるという大きなメリットがある。そのため、O氏は協働して日の浅いパートナーとの関係づくりのために足繁く現場へと通った。近道はない。足を使うのみだ。横のつながりがない事業者同士と連携して進めていくのは、容易なことではないが、あらゆる任務を束ねてこそのワンストップ。ニトリの法人事業部としての腕の見せどころだ。

社員と共に成長する、
二つのシンボルツリー。

スチール製のパーティションに貼られた、デザインシートでかたどられた木のシルエット。「夢や目標を記した葉(紙)」をマグネットで貼ると、幹のみだった木が葉で彩られていくアイテムだ。単なるアートワークではない。人々が関わることによって育まれる、楽しい見た目とユニークな機能性を持つ木。これは「シンボルツリーを中心に人が集まるスペース」という制作コンセプトから生まれたアイテムの1つである。オフィス空間でありながら、カフェのような憩いの場として空間を演出する一端を担っている。もちろんフロアの中心には、本物のツリーも用意された。現時点では小ぶりなツリーは、会社や社員の成長を追いかけながら、一緒にどんどん成長していく。いずれのツリーもシンボルらしく、この多目的スペースがあるフロアに入ると、すぐさま目に飛び込んでくるように配置されている。

まっさらな空間に、
新たな価値を生み出していく。

お披露目当日が近づくにつれて、社員の方々から「きれいになってきたね」「どんな空間になるの?」と頻繁に声をかけられるようになり、周囲の期待はどんどん高まっていった。この案件では、まっさらな空間を前に、クリエイティブなチカラを用いることで、社員の働き方や過ごし方のクオリティを高める取り組みを行った。企画設計に始まり、家具を特注する造作、内装工事など、本プロジェクトでは「その気になればできないことはない」を地で行く法人事業部らしさが色濃く反映されたことも間違いない。「ニトリ=家具屋」という旧来のイメージを払拭する好例となったといっていいだろう。

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