
品質業務改革室 ホームファッションソフト 品質向上グループ 担当2009年入社

- ― 転職のきっかけを教えてください。
- 以前は、17年間ほど染色の仕事をしていました。いわゆる染物屋さんです。しかし、染物の加工業は年々下降気味で将来に不安を感じていました。「このまま終わるのか」という不安を持つ一方で、自分の可能性を試してみたいという気持ちもあり、それならば新しい分野で試してみようとニトリを選びました。入社する前は、自分にできる仕事があるのか不安でしたが、入ってみると様々な職種があることが分かり、この会社ならば自分の能力を活かせる可能性を感じました。
- ― 前の会社と違う点は。
- 前の会社は、良い意味でも悪い意味でも職人的で、まさに「どんぶり勘定」でした。日本の染物が世界で生き残るためには、他にはない付加価値を付けなくてはいけないと、職人的な発想でそれぞれが独自の仕事をしていました。しかしニトリは逆で、すべてがマニュアル化されています。あらゆる事柄がマニュアル化されていることに驚き、その習慣になじむのに少し時間がかかりましたが、誰がやっても同じ状態を作れる体制、これこそが成長の秘訣なんだと理解しました。
- ― こんな人と一緒に働きたい!
- 自分の知識を学んでくれる若い人と働きたいと思います。また、ニトリにはいろいろなジャンルの専門家が入ってこられると思います。専門家は一つの道を突き詰めるタイプが多いと思いますが、その専門的な知識を会社の組織全体に伝えることが大切だと思います。ひとつのプランを動かすためには、さまざまな部署がからんできます。それだけに、周囲を納得させる企画力が必要だと思います。孤立しないで、様々なことに興味を持ち、広く人々と話し、自分の考えを人々に説得する力を持った人と一緒に働きたいと思います。
- ― 将来ニトリでやってみたい仕事は何ですか?
- ニトリの商品の品質は、すでに世界に肩を並べていると思います。実際に、中国などで外資系の会社が使っている工場よりも、我々が使っている工場の方がレベルが高いといっても良いと思います。現在は指導のために、年に8回ほど海外へ行っていますが、これから店舗がもっと増えていくことを考えると、ベトナム、インド、パキスタンなどの他の工場にも指導に行ってみたいと思っています。
- ― 現場経験をどう思いましたか?
- たくさんのマニュアルを覚えるのは年齢的に厳しかった記憶があります。ただ、ニトリの基礎を覚えるという意味では、現場はとても大切だと思いました。文字で覚えた知識はすぐに忘れてしまいますが、現場で直接「体験」した知識は絶対に忘れることはありません。私はやはり染物の職人であったため、ニトリの商品の「色」が気になりました。決してすばらしいと言える状態でなかったことを覚えています。それを解決するための仕事を現在行っているわけですが、コストをかければいくらでも方法はあります。しかしコストをかければ店舗に並ぶ商品の価格は上がります。「コストか品質か」、このせめぎ合いの問題は今後も走りながら考えていくしかないと思いますが、こういう問題も現場を経験しないと分からないと思います。




