店舗運営部
(宮城→千葉→青森)
当時は現在ほど店舗の標準化が進んでおらず、それぞれの店舗に個性がありました。求められる役割にも違いがあり、店舗を異動しながら経験を積むことで視野が広がっていきましたね。当時意識していたのは、どのポジションでも一つ上の仕事を担えるようになることです。フロアマネジャーなら副店長、店長ならエリアマネジャーといったように、上の役職を見据えながら取り組むことで成長を目指していました。
さまざまな部署を経験してキャリアを形成していく
「配転教育」。
どのような学びがあり、どのように成長していったのか。
先輩社員に体験談を語ってもらいました。
昔からインテリアが好きで、入社当時から純粋に「カッコいいインテリアをつくりたい」「こだわりの部屋で心地良くすごしてもらいたい」と考えていました。配転教育については、いろいろな仕事ができておもしろそうという面と、勤務地がどこになるか分からないという不安な面があったのも事実です。どのような配転になろうとも、ニトリとともに成長していければと思っていました。
当時は現在ほど店舗の標準化が進んでおらず、それぞれの店舗に個性がありました。求められる役割にも違いがあり、店舗を異動しながら経験を積むことで視野が広がっていきましたね。当時意識していたのは、どのポジションでも一つ上の仕事を担えるようになることです。フロアマネジャーなら副店長、店長ならエリアマネジャーといったように、上の役職を見据えながら取り組むことで成長を目指していました。
店舗や物流における作業工程の改善・改革を担当しました。例えば、アナログだった注文時の納期表を自動表示にしたり、FAXのやり取りをシステム化してスピーディかつ効率的にできるようにしたり、などです。お客様の体験価値向上や従業員の負担軽減などを目的に、さまざまな仕組みを改善していきました。店舗勤務の時代から「どうすれば解決できるだろう」と課題意識をもっていたことが役立ったように思います。
会社の事業計画や未来に向けた戦略立案のほか、新規ビジネスなどを経営陣に提案するポジションに。視野を広くもちながら情報を収集し、会社全体の動きを見据えながら行動していく姿勢が身に付きました。その例として、リアル店舗とオンラインの連携は、この当時から考えていた施策です。実現可能で、しかも大きな影響がありそうなアイデアを数多く考えていくことを目指していました。
再び約1年の店舗勤務を経て新たなプロジェクトに参画しました。当時、ニトリの出店が少なかった都心部での店舗の出店、オペレーションを検討するプロジェクトへの配転です。店舗運営や経営計画などの経験が活かせる場面もあれば、ニトリの常識がまったく通用しない場面もあり、未知の領域に踏み込んでいくような不安も感じていました。多くの検討や調整が必要で苦労は尽きませんでしたが、ゼロベースで物事をつくり上げていくよろこびも大きかったです。
O2O、つまりオンラインとオフラインを融合させて、お客様が買い物しやすくなるサービスを開発していく部署に異動となりました。私が担当していたのは、リアル店舗とEC販売をどのように連携させていくか、という領域です。新しい購買体験の提供や、小さな店舗でも大型店と同じような品揃えを展開させるための仕組みづくりなど、デジタル化の推進と体制の整備に従事しました。
自社のECサイト「ニトリネット」のほか、外部ECモールの企画・運営・管理を担当。会社全体としてデジタル化を推進していることやコロナ禍の影響で、今まで以上に大きなニーズがあることを日々実感しています。リアル店舗、経営計画推進室、都市型店舗標準化プロジェクトやO2Oプロジェクトなど、これまでの蓄積してきた経験を駆使して、ニトリグループのさらなる成長をECから支えていければと思っています。
配転先によっては仕事をゼロから学び直す必要があり、一見するとそれがデメリットだと感じてしまうかもしれません。しかし、「ショッピングのあり方を変える」「未来の新しい購入体験を創る」というテーマで考えれば、全ての配転に一貫した意味を見出すことができ、経験の全てが成長の糧になっていると実感しています。配転教育を通じて自分の可能性や選択肢が広がっていくので、ぜひともいろいろなことに挑戦していってもらいたいですね。