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第1章 品質改革 「お、ねだん以上。」を支える、飽くなき品質改革への挑戦

部署と部署のぶつかり合いを超えて

品質業務改革室の取り組みは、必ずしもスムーズに進んできたわけではありません。社内では、時として「コストと品質が両立しない」「製品のデザイン性と安全性が両立しない」という板挟みが起こったからです。特に商品部(商品の企画開発部署)では、綿密な市場調査を元に商品を企画しているため、品質業務改革室の意見とぶつかり合う事がたびたびありました。例えば商品部が「この形状がスマートなんだ」と主張し、品質業務改革室が「この形状ではお客様が安全に使用できない」と譲らない、という具合です。今でも、新製品発売前の技術評価会では、担当者同士の激しいやりとりが頻繁に起こります。しかし、「お客様にとっての最善」を念頭に議論を尽くすことで、着地点を見つけています。議論を繰り返しながら他部署の主張や必要性を理解し、強い信頼関係を築いています。

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