2025.05.27

2025年最新!補助金対象のリフォームとは?対象工事・制度別の活用方法を解説

リフォームを検討している方にとって、補助金の活用は費用の負担をぐっと減らせる大きな助けになります。

しかし、「どんな工事が対象?」「どの制度を使えばいいの?」「申請は難しい?」など、疑問や不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、2025年にリフォームで活用できる主要な補助金制度、特に「住宅省エネ2025キャンペーン」について、制度の概要、対象工事、補助額、申請の注意点などを網羅的に解説します。

ニトリのリフォームサービスがどのように皆様の補助金活用をサポートできるかもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

【全体像】 2025年の主要リフォーム補助金「住宅省エネ2025キャンペーン」とは?

「住宅省エネ2025キャンペーン」とは、国土交通省・経済産業省・環境省の3省が連携して実施する、家庭の省エネを強力に推進するための大規模な補助金制度の総称です。主に以下の3つの事業で構成されており、リフォーム内容に応じて活用できる制度が異なります。

事業名 対象工事 補助上限/戸
先進的窓リノベ2025事業  断熱性能高い窓・ドアの改修 
(外窓、内窓、ガラス、ドア交換など) 
200万円 
給湯省エネ2025事業  高効率給湯器の設置  ・戸建住宅 :2台 
・共同住宅等:1台 
子育てグリーン住宅支援事業  ①開口部の断熱改修 
②躯体の断熱改修 
③エコ住宅設備の設置 
※上記は必須工事、任意工事は後述 
・必須工事2つ実施で40万円 
・必須工事3つ実施で60万円 

また、各事業には以下の申請要件があります。

要件名 要件内容
対象工事の着手期間  2024年11月22日以降に工事着工したもの 
交付申請の予約の受付期間  申請開始~予算上限に達するまで
(遅くとも2025年11月14日まで) 
交付申請の受付期間  申請開始~予算上限に達するまで 
(遅くとも2025年12月31日まで) 
合計補助額の下限  各事業ごとに1申請あたりの合計補助額が5万円以上 

それでは、各事業の詳細と活用ポイントを、以下で詳しく見ていきましょう。

【先進的窓リノベ2025事業】 断熱窓リフォームで最大200万円補助

「先進的窓リノベ2025事業」は、住まいの快適性の向上とエネルギー費用負担の軽減を目的として、高性能な断熱窓やドアへのリフォームを支援する制度です。

対象となる工事と補助額は以下の通りです。

工事種類 イメージ 工事内容 1枚当たりの補助額
①ガラス交換 koukan.png 既存サッシを活用し、複層ガラス等に交換する工事 5,000円~55,000円
②内窓設置 uchimado.png 既存窓の内側に新たに内窓を設置、または既存内窓を交換 12,000円~106,000円
③外窓交換 カバー工法 sotokaba.png 既存窓枠の上から新しい窓枠を被せて複層ガラス等に交換する工事 58,000円~266,000円
はつり工法 sotohaturi.png 既存窓と窓枠を撤去し、新たに窓枠と窓を取り付ける工事 46,000円~266,000円
④ドア交換 カバー工法 doorkaba.png 既存ドアの枠を残し、新しい枠とドアを取り付ける工事 58,000円~266,000円
はつり工法 doorhaturi.png 既存ドアとドア枠を撤去し、新たにドア枠とドアを取り付ける工事 46,000円~266,000円

ご検討中の窓やドアのリフォームの補助額は、窓(ドア)の性能とサイズによって異なります。詳しくはお問い合わせのうえご確認下さい。

なお、ドア交換は、他の窓の工事と同時に申請する場合のみ補助対象となります。

また、子育てグリーン住宅支援事業との併用は可能ですが、同じ窓やドアに対して両方の補助を受けることはできませんのでご注意下さい。

【給湯省エネ2025事業】 お得にリフォームして光熱費の節約も

給湯省エネ2025事業は、一定の性能を満たす高効率給湯器の導入の支援を行う事業です。

対象となる機器と補助額は以下の通りです。

種類 概要 1台当たりの補助額
①ヒートポンプ給湯器
(エコキュート)
夜間電力や太陽光で発電した電力を有効に利用してお湯を作り、貯湯タンクに蓄えて必要なときにお湯が使えます。 60,000円~130,000円
②電機ヒートポンプ・
ガス瞬間式併用型給湯器
(ハイブリッド給湯器)
ヒートポンプ給湯機とガス温水機器を組み合わせ、⾼効率な給湯ができます。 80,000円~150,000円
③家庭用燃料電池
(エネファーム)
都市ガスやLPガス等から水素を作り、その水素と空気中の酸素の化学反応により発電します。発電の際に発生する排熱を回収し、給湯器としての役割も果たします。 160,000円~200,000円

補助額は機器の性能によって異なります。詳しくはお問合せのうえご確認下さい。

また、子育てグリーン住宅支援事業との併用も可能ですが、同一機器で重複して補助は受けられないため注意してください。

【子育てグリーン住宅支援事業】 様々なリフォームが対象の補助金制度

子育てグリーン住宅支援事業は、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、省エネ改修等への支援を行う事業です。

対象となる工事と補助額は以下の通りです。

区分 カテゴリ 対象工事(設備)
必須工事 ①開口部の断熱改修 ガラス交換/内窓設置/外窓交換/ドア交換
②躯体の断熱改修 外壁、屋根・天井または床(基礎断熱)の部位ごとに、一定の使用量以上の断熱材(ZEHレベル)を利用する断熱改修
③エコ住宅設備の設置 太陽熱利用システム/節水型トイレ/高断熱浴槽/高効率給湯器/節湯水栓/蓄電池
任意工事 ④子育て対応改修 ビルトイン食器洗機/掃除しやすいレンジフード/ビルトイン自動調理対応コンロ/浴室乾燥機/宅配ボックス/窓・ドア/キッチン対面化
⑤防災性向上改修 屋根瓦の破片相当以上の飛来物の衝突に対して安全性を有することが確認された合わせガラスまたは合わせ複層ガラスへの改修
⑥バリアフリー改修 手すりの設置/段差解消/廊下幅等の拡張/衝撃緩和畳の設置
⑦空気清浄機能・換気機能付き
エアコンの設置
本事業の事務局に登録された型番の製品を使用したエアコン設置工事
⑧リフォーム瑕疵保険等への加入 国土交通大臣が指定する住宅瑕疵担保責任保険法人が
取り扱うリフォーム瑕疵保険および大規模修繕工事瑕疵保険への加入

必須工事である①~③を2種類以上行う必要があり、任意工事のみでは補助金の対象外となります。

工事の内容によって細かく補助額が設定されていますが、内容によっては、「先進的窓リノベ2025事業」や「給湯省エネ2025事業」の方が高い補助を受けられる場合があります。

詳しくは、リフォームショールームや公式ホームページからお気軽にお問合せ下さい。

※ニトリでは②躯体の断熱改修、③エコ住宅設備の設置の”太陽熱利用システム”,”蓄電池”のリフォームは対応しておりません。

リフォームの補助金申請の注意点・まとめ

リフォーム補助金は非常に魅力的ですが、活用する際にはいくつかの注意点があります。事前に理解しておくことで、後悔のないリフォームを実現しましょう。

【補助金には予算と期限がある】

各補助金制度には国全体の予算が組まれており、申請額が予算上限に達し次第で受付が終了となります。また、申請期間も定められています。人気のある制度は早期に終了することもあるため、計画的な準備と早めの手続きが肝心です。

【制度の併用ルールを確認する】

複数の補助金制度を併用できる場合もありますが、「同一工事に対して複数の補助金を受けることはできない」など、ルールが定められています。どの制度をどのように組み合わせるのが最もお得か、専門家であるリフォーム事業者に相談しましょう。

【登録事業者への依頼が基本】

「住宅省エネ2025キャンペーン」などの国の補助金は、事務局に登録された事業者が行う工事が対象です。信頼できる登録事業者を選びましょう

まとめ

ニトリのリフォームでは、お客様一人ひとりのご要望に合わせた最適なリフォームプランのご提案はもちろん、複雑な補助金制度の活用についても専門スタッフが丁寧にサポートいたします。商品選びから申請手続き、施工、アフターサービスに至るまで一貫して対応し、お客様の「理想の暮らし」づくりをお手伝いします。 リフォームや補助金についてご不明な点があれば、どうぞお気軽にニトリのリフォームまでご相談ください。

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