2026.03.02

ユニットバスリフォームの基本|選び方・費用・注意点を解説

  • # ユニットバス

築年数を重ねたお住まいの浴室は、冬の寒さや、壁やタイルのカビ、目地の汚れなど、さまざまな悩みがありますよね。そうした悩みを解消し、安心してユニットバスリフォームを進めるため、この記事では選び方・費用・注意点などを網羅的にご紹介します。ぜひこの記事を参考に、納得のいく浴室リフォームを実現してください。

ユニットバスとは?在来浴室の違い

本題に入る前に、まず現在の浴室の主なタイプである「ユニットバス」と「在来浴室」について知っておく事が重要です。これから説明する工事の流れや費用にも大きく影響するので、最初に押さえておきましょう。

ユニットバス 在来浴室

・部材を工場で作り、現場組立

・樹脂製の壁

・断熱性や清掃性が高い

・決まったサイズや形から選ぶ

・下地から仕上げまで現場で作る

・タイル壁

・目地など掃除の手間が増えがち

・間取りや形の自由度が高い

まずはご自宅の浴室がどちらのタイプかを把握しておきましょう。ご自宅がどちらの浴室であれ、現在は「ユニットバス」へのリフォームが主流となります。この記事ではユニットバスへリフォームする際の選び方や費用について解説を進めていきます。

ユニットバスの選び方3つのステップ

それでは、さっそくユニットバスの選び方に入っていきます。次の3ステップで検討を進めることで、浴室選びの迷いが減り、暮らしに合った納得感のあるユニットバスを選びやすくなります。

【Step1:自宅の浴室サイズを把握する】
ユニットバス選びで最初に確認すべきことは、ご自宅の浴室サイズを把握することです。というのも、ユニットバスは工場で製造される既製品であり、設置できるサイズがあらかじめ決まっているため、現在の浴室の大きさに合う製品しか選べないからです。サイズ表記は、ユニットバスの内寸(幅×奥行)を示す「4桁の数字」で表されることが一般的です。戸建て/マンション別に、主要なサイズは以下の通りです。

建物種別 主要サイズ
戸建 1216 / 1616 / 1618 / 1620 / 1818
マンション 1216 / 1218 / 1317 / 1318 / 1418 / 1616

まずはご自身で浴室のサイズを測り、どのサイズが合うか大まかに把握してみてください。
正確な確認はやはり専門家でないと難しいですので、早めにリフォーム会社へ現地調査を依頼してみてください。事前に測ったサイズも伝えておくと、設置できるユニットバスの候補が整理され、製品選びがスムーズになります。

【Step2:主要メーカーを比較する】
ご自宅の浴室サイズが把握できたら、次に主要なユニットバスメーカーの特徴を比較検討していきましょう。ユニットバスは多くのメーカーがありますが、比較の起点としては TOTO・LIXILの2社から見ていくのがお勧めです。この2社はユニットバス市場の中でも特に規模が大きく、多くの人に選ばれているという実績から、比較の起点として外しにくいメーカーといえます。普及価格帯で人気がある商品は以下の通りです。

戸建 マンション
TOTO sazana.jpg wy.jpg
サザナ WYシリーズ

・やわらかくてヒヤッとしない「ほっカラリ床」
・入り心地・姿勢のラクさを意識した「ゆるリラ浴槽」

LIXIL lidea.jpg linobio.jpg
リデア リノビオV

・カウンターが取れて掃除しやすい「まる洗いカウンター」
・渦でゴミをまとめ、捨てやすい「パッとくるりんポイ排水口」

こちらからも商品の詳細が確認できます。
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まず2社で方向性を掴んだうえで、素材感や清掃性など「譲れない軸」が見えてきたら、その他のメーカも加えて比較検討を進めてみてください。

【Step3:機能やデザインで絞る】
サイズとメーカーの方向性が決まったら、最後は機能とデザインを選んでいきます。サイズはご自宅の条件で決まりますが、浴室の中身は色・柄・設備などを好みに合わせて選べるのがユニットバスの良いところです。リフォーム会社の担当者とカタログを見ながら進めると、仕様の抜け漏れがなくスムーズに決まります。浴槽の保温や節水シャワーなどの基本機能は標準で付くことも多いため、ここでは満足度が上がりやすい注目ポイントに絞って紹介します。

■浴室暖房乾燥機:
冬場のヒートショック対策としてご家族の安全と快適な入浴をサポートし、梅雨時や雨の日の洗濯物乾燥にも役立ちます。

■手すり:
お子さまから高齢の方まで、ご家族が安全に快適に入浴できるよう転倒対策を強化し、将来のもしもの備えにもなります。

■収納・鏡:
掃除のしやすさを重視し、必要最小限に抑えるのがおすすめです。マグネット収納などを活用すれば、後からでも自由に配置を調整でき、清潔さを保ちやすくなります。

工事は何日かかる?工期の目安と注意点

商品について方向性が決まったら、次は工事について把握しておくと、ユニットバスリフォームの全体像がつかみやすくなります。このセクションでは、ユニットバスリフォームの一般的な工事の流れと、それに伴う期間の目安や注意点について詳しく解説します。

【工事の流れと日数の目安】
大まかな工事のスケジュールは、以下の通りです。

■ユニットバス→ユニットバス

日数 工事内容
1日目 解体
2日目 組立て
3日目 給排水繋ぎ・ドア枠
4日目 内装・引渡し

■在来浴室→ユニットバス

日数 工事内容
1日目 解体
2日目 土間打ち
3日目 土間打ち(予備日)
4日目 組立て
5日目 給排水繋ぎ・ドア枠
6日目 内装・引渡し

ユニットバスからユニットバスへのリフォームはおよそ3~5日程、在来浴室からユニットバスへのリフォームはおよそ5~7日ほどかかります。
工事期間中はご自宅のお風呂が使えなくなるため、近くの銭湯や温浴施設などの利用をご検討いただくことになります。 暑すぎず寒すぎない春や秋の時期にリフォームを行うのがおすすめです。

工事はいくら?費用を抑えて満足度を上げるコツ

ユニットバスのリフォームにかかる費用は、選ぶ商品のグレードや工事の内容によって大きく変わります。このセクションでは、お客様がご自身の計画に近い費用の目安を把握できるよう、代表的なリフォームケースごとに具体的な価格帯をご紹介します。

【ケース1:ユニットバスから新しいユニットバスへの交換費用】
現在ユニットバスをご使用中で、新しいユニットバスに交換する場合の費用相場についてご説明します。これはユニットバスリフォームの中で最も一般的なパターンで、費用相場は70万円から150万円程度が目安です。この価格帯の幅は、主に選ぶユニットバス本体のグレードによって変動します。工事費の内訳としては、既存のユニットバスの解体・撤去費用、新しいユニットバスの組立・設置費用、給排水管や電気配線の接続費用、そして養生費や諸経費などが含まれます。

【ケース2:在来浴室からユニットバスへのリフォーム費用】
タイル張りの在来浴室からユニットバスへリフォームする場合の費用相場は、110万円から200万円程度が目安となります。このケースでは、既存のユニットバスからユニットバスへの交換に比べて、費用が高くなる傾向があります。費用が高くなる主な理由は、在来浴室の構造にあります。壁や床がタイルやモルタルで造られているため、解体作業に手間と時間がかかります。また、ユニットバスを設置するためには、床下にコンクリートを打設して基礎を造る工事や、壁の造作が必要になることもあります。これらの作業が追加されることで、解体費用や基礎工事費、廃材処理費などがかさみます。さらに、在来浴室のリフォームでは、窓の交換や断熱材の追加、給排水管の引き直しなど、付帯工事が必要になるケースも多く見られます。特に築年数の古い建物では、浴室の土台や柱に腐食が見つかることもあり、その補修費用も加算される可能性があります。そのため、在来浴室からユニットバスへのリフォームでは、工事内容によって費用が大きく変動することを理解しておくことが重要です。

【ケース3:追加工事の費用】
ユニットバスリフォーム工事では、現地調査や事前確認の段階、あるいは既存の浴室を解体して初めて発覚する問題があり、追加工事が必要になることもあります。ここでは、代表的な追加工事とその費用の目安をご紹介します。

■アスベスト費用:
築年数が古い住宅では、壁材や下地材にアスベスト含有建材が使われている可能性があり、必要に応じて事前調査や分析を行います。
アスベストが含まれている、あるいは含まれているとみなされる場合はアスベスト除去費用として9万円~16万円程かかります。
2021年の法改正により、アスベスト対策の重要性がこれまで以上に高まりました。
健康被害につながるおそれもあるため、費用だけを優先するのではなく、必要な調査や説明をきちんと行い、法令に沿って対応している業者を選ぶことが大切です。

■土台や柱の補修:
解体後に土台や柱の腐食、特に在来浴室では、長年の湿気や漏水によって木部が傷んでいることがあり、必要に応じて補強や部分交換を行います。補修範囲が小さければ数万円程度で済むこともありますが、範囲が広い場合は数十万円程度かかることもあります。

【費用を抑えて満足度を上げるコツ】
■活用できる補助金・助成金制度を調べる
ユニットバスのリフォーム内容によっては、国や地方自治体が実施している補助金や助成金制度を利用できる場合があります。
例えば省エネや節水効果のある設備やバリアフリー改修など、対象となる工事がいくつかあります。最新情報をチェックして活用してみてください。

■洗面所の同時リフォームを検討する
ユニットバスの交換では、搬入や設置に伴って浴室ドアまわりの解体・復旧が必要になることが多く、洗面所側の壁紙や床の補修が発生しやすくなります。そのため、洗面所の内装や洗面化粧台も同時にリフォームすることで、後から別々に工事するより効率よく、トータルコストを抑えやすいのがメリットです。浴室と洗面所を一緒に整えることで、空間に一体感が生まれ、毎日の使いやすさや満足度も高まりやすくなります。

~ユニットバスと洗面化粧台の同時リフォーム例~

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【リフォーム費用:約130万円】

お掃除しやすく快適なお風呂空間へ

まとめ|ユニットバスリフォームで快適な毎日を

本記事では、ユニットバスリフォームを検討されている皆さまに向けて、基礎知識から具体的な進め方まで、多岐にわたる情報をお届けしました。理想のバスルームを実現するためには、まずご自宅の浴室サイズを正確に把握し、その上で主要メーカーや豊富な機能・デザインをじっくりと比較検討することが非常に重要です。また、リフォームにかかる費用相場や工事期間の目安を理解し、予期せぬ追加工事にも対応できるよう計画を立てておくことも大切です。

そして何よりも、皆さまの希望を形にし、安心して工事を任せられる信頼できるリフォーム会社を選ぶことが、成功への最大の鍵となります。見積書の内容が明確か、担当者の説明は丁寧か、アフターフォローは充実しているかなど、複数の視点から慎重に見極めてください。

ユニットバスリフォームは、単に浴室設備を新しくすること以上の価値をもたらします。日々の掃除の負担を軽減し、冬場のヒートショックなどの健康リスクを減らすだけでなく、家族全員が心からリラックスし、笑顔で過ごせる快適な時間と空間を手に入れるための素晴らしい投資となるでしょう。この記事で得た情報を参考に、ぜひご自身の希望を叶えるリフォームの第一歩を踏み出してください。計画的に、そして賢く進めることで、きっと満足のいく快適で安全なバスライフが皆さまを待っています。

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